辺境で船を漕ぐ

自分が読みたい言葉を書きます。

やめたりはじめてみたり

Stanley Parableというゲームがある。steamで購入できるインディーズゲームなのだが、プレイした人間からすると、厳密にこれをゲームと呼んで良いのかどうか分からない。それくらいゲームらしくない。少なくとも、ドラクエやFFのように、ワクワクする物語や戦闘システム、派手なエフェクトやCGもない。むしろそういった装飾の根本にある、製作者の意図や思想自体をネタにしているような雰囲気がある。

設定が独特で、プレイヤーは主人公を、ナレーションが指示する通りに動かしても良いし、従わなくても良い。起こすアクション次第で次の展開が変わる作りになっているが、その内容が中々にシュールで面白い。主人公は設定上、スイッチのオンオフと、ジャンプしかできないのだが、その設定を利用した展開があったり、ナレーションに従わないプレイヤーにナレーターがブチ切れたり。全体的に安っぽいデザインにはなっているが、その安直さにも何か意味があるように思わせる、非常によく出来たゲームだと思う。

 

いきなりなんの話だ、という感じだが、このゲーム、実績解除の内容も面白くて、その中に5年間このゲームをプレイしない、という項目があって。このブログを放置している事を考えていて頭をよぎったのがそれだった、というだけなのだが、話が長くなってしまった。

というわけで、気が付くと前回の更新から半年近く経過してしまったらしい。自分で宣言した通り、橋本治を読むのは中断している。再開したい気持ちもあるが、このブログと同じでうまく時間が作れない。しかし、このように書いたから、やはりこのブログと同じように、また読み始めようかな、という気分もある。

下書きに書きかけの記事がいくつかあるから、更新する気がゼロってわけではなかったのだろうが、腰を据えて書こうとするのがなかなか難しいのかもしれない。Twitterには思いついた事を、思考のメモとして残しているのだが、そんな感じで、もうちょいサクッと出来たらなとも思う。2週間に1回くらい、自分の頭を整理する意味で、まとまった文章を書く機会を作ろうかなと思う。

そんな感じで、またちまちま時間見つけて更新していきたいと思いますので、よろしくお願いします。